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[わかるパソコン塾]インターネットにつなぐ まずはプロバイダー契約

96.XX.XX 大阪本紙夕刊  3頁 3面 写図無 (全770字)


 インターネットで世界中のホームページをめぐり歩く「ネットサーフィン」。家庭に居ながら、ファッションや音楽、文化などさまざまな情報が得られ、パソコンの大きな魅力のひとつだ。店頭のパソコン新製品も今や、インターネットが売り物。しかし、初心者ユーザーからは「うまくつながらない」と不満の声が多い。うまくつなぐ秘けつは。

 インターネットの人気急上昇で、メーカー各社は操作の簡単さを競うようになり、パソコン新製品のほとんどは通信、表示ソフトが事前設定されている。さらに米マイクロソフト社の基本ソフト「ウィンドウズ95」の登場で操作の数が減り、マニュアルを読めば、接続の準備作業は初心者でも比較的簡単に行えるようになった。

 最初の手順はプロバイダー(接続業者)との会員契約。モデムに電話線をつなぎ、パソコン通信で入会が申し込めるオンラインサインアップを使うのが便利だ。サインアップマニュアルに沿って、住所、氏名、クレジットカードの番号などを入力し、プロバイダーの最寄りの中継地にダイヤルすると、自動的に会員登録ができる。登録後2週間くらいでインターネット利用に必要な接続ID(加入者番号)とパスワードが送られてくる。インターネットの世界へのパスポートだ。

 パソコン画面上のインターネットマークをマウスで指示し、IDとパスワードを入力すると、プロバイダーにつながる。後は見たいホームページのアドレスを書き込めば良い。

 ただ、慣れるまではマウスで指示する場所を間違えないなど、最低限の注意は必要。個人ユーザー向けにインターネットの相談サービスを行っている「ジー・サーチ」(本社・東京都港区)の話では、1日に8000件以上の相談が寄せられるが、つながらない原因の大半が接続ガイドの指示通り操作していなかったり、パスワードの入力ミスという初歩的誤りによるものだという。

毎日新聞社


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